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2017.08.14 Monday

バックキャスティングかな?

 

今期の四半期のGDPが4%アップらしい。これで6四半期連続の上昇だとテレビのニュースは言っている。

主に白物家電であるクーラーや冷蔵庫の売り上げが好調、車も伸びたらしい。企業の設備投資も上向き。しかしたまに恵比寿や青山の高級ファッションブランドのお店を覗いても人はあまりいない。特に日本人は少ないようだ。

さて、毎回この手のニュースを聞くと思うのが、いつまで上昇を続けられるのだろうか、また何故ゆえにそれを目標とするのかだ。

日本は今建国以来の危機に直面している。少子化だ。このままでは本当にまずいことになるらしい。本来ならば、今最も早くやらなくてはならない政策は少子化対策だ。学費の免除や女性の就業環境の改善、賃金のアップ。子供を産みやすい環境作りだろう。

オリンピックよりも先に将来の選手を増やさないと。冗談は言ってられない。そして地球自身も悲鳴を上げている。

話は脱線したが、要はこの先の社会は小さくなるということを見据えて、企業や人が「これからの未来に何が必要なのか」ということを考え、そこから事業や生活スタイルを決めるという時代が来たのでは?ということだ。

もともと企業は社会をよりよくすること、人の生活を豊かにすることが目的のはずである。ところが、その根幹である目的が薄められて、いつの間にか、どう利益を上げてゆくかが目的になってしまっている企業が多い。テクノロジーもしかり。今や人のためのテクノロジーは、テクノロジーのためのテクノロジーになりつつあり、AIによる自動運転などは最たるものだろう。

人の生活も、情報に塗れてモノを買うことと増やすことが豊かな人間らしい生活だという時代になっている。

ところでぼくは今年で62歳になる。この先の自分の人生をそろそろ本気で見据えなくてはと考えている。どこでどのような暮らしをするのか、どうすることが幸せなのか?どのサイズの生活を望むのか?

しかし、そこには生活を支えるための仕事も組み込まなくてはならない。だから、そのバランスも形態もよく考える必要がある。

ぼくの仕事は写真を撮ること。今までは広告という業界で写真を撮ることを生業として来た。そして多くの人のお力で今までやってくることができた。だけど、生きる目的は仕事をすることではない。あくまでも人間らしく生きるための生業が写真を撮ること。

では、何が人間らしいということだろう?

うちの犬のガンタを見ていると、生きることって本当に単純なことなんだと今更ながらに思う。明るくなれば起きて、運動して、昼はうたた寝をして、また遊んで暗くなればもう少し遊んで寝る。その合間にご飯を食べる。

これを自分に当てはめたなら、明るくなったら起きて写真を撮り、昼は少しゆっくりして、夕方また写真を撮り、夜はそれを整理して寝る。その合間にご飯を食べる。

笑えてしまうぐらいにシンプルだ。そこには暖かな部屋と移動のためのクルマ、そして一週間分の着替えと食器があればいい。

もし仮にその生活をミニマムと考えたら、それをぼくの未来として思い描き、必要なものを残す。そしてその質を高める。質素だけど清潔で綺麗な空間の家、長く乗れて地球環境にあまり負担をかけない小さなクルマ、デザインと素材がいい飽きのこない洋服。

人に楽しんでもらえるユニークで暖かな食器。

それがぼくに必要な未来だと決めれば、逆算して今やるべきことが見えてくる。

あー、これって、この前お邪魔した沖永良部島の石田秀輝先生の言われているバックキャスティングという考え方かもしれない。

先生、正しいですか?ぼくの個人的な話で恐縮ですが。

 

暑いので涼しい写真を一枚。LEICA MP 50mm

 

 

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